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あなたは、ヨーロッパの町並みをどう感じるでしょうか?
もし、あなたがヨーロッパを初めて旅するならば、現地の町並みが古色蒼然(古めかしも趣がある、の意味)としており、その趣はアンティークな建築物の多さだと気がつくのではなでしょうか。
私のように何度も旅をしているものには、どこか懐かしくて、それでいて何か新しさをも感じてしまいます。ある意味では、悠久の時間を感じてほっとしたりもします。
この感覚は何だと思いますか?
わたしは、理由の一つとして、建築物(教会、住宅、施設)の佇まいにあると思います。
そもそも、ヨーロッパの建築物は築300年や200年ほど経過したものが多く、100年ぐらいのものはあちらこちらで見る事ができます。
ヨーロッパの多くの国では100年以上の住宅が価値あるものとして、当たり前のように中古住宅が流通(不動産取引されている)しています。もちろん、規模で見た場合には、アメリカ合衆国が世界で一番(アメリカでは中古が約400万戸、新築は約160万戸)です。
ここで重要なのは、中古住宅といっても日本のような品質レベルの中古住宅ではありません。日本では中古住宅は約20万戸しか流通されておらず、ほとんどはわずか25年ほどで解体・廃棄処分されているのです。
欧米と日本の中古住宅のデータおよび住宅の寿命を単純比較しただけで、いかに日本の住宅が短い期間で壊されているのかがわかります。
つまり、人々の資産形成には役に立っていないことが明確なのです。なぜ、アメリカやスウェーデンを代表とする北欧、ドイツ、イギリスなどのヨーロッパ各国、そしてオーストラリアなどの先進国では軒並み中古住宅が中心市場になっているのでしょうか?
それは、あらかじめ100年以上住むために配慮されたデザイン設計がされていることが前提となります。さらに、長く住むためには、人々が自分たちの生活を豊かにするためメンテナンス(手入れ)をしっかり行い、時には古いものを交換し、時にはリフォーム工事をするなどして価値を高めていくことも必要となるのです。その持続的な努力の結果として新築の住宅と同等以上の価値で取引が行われているのです。
築300年を超える住宅が並ぶイギリス。
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