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美しい日本の実現にはエコデザインハウスが必要
環境問題を視野に入れた家づくり

いくら自然素材をふんだんに使い、ナチュラルハウスと謳っても調和と均衡が取れていない建物は、やはり時を超えて受け継がれていかないと思います。 美しくデザインされた建物が受け継がれていくという事実は歴史が証明しています。

ヨーロッパの各国を歩けば、100年以上当たり前のように過ぎた住宅や建築物を見かけますが、時を越えて残されている建築物は耐久性もさることながらデザインの優れた美しいものが多いことに気づくでしょう。

ところが、日本には100年以上の住宅はほとんどありません。この背景は世界の中でも日本独特のものです。皆さんも知っての通り、日本における20世紀後半は大量生産・大量消費社会でした。悲しい話ですが、実に多くの住宅が今日まで作られ、また壊されてきたのです。国土交通省の統計資料によると、我が国の住宅の平均建て替え年数は26年。日本の住宅は世界一短いペースで壊されてきたのです

私たちが住んでいる住まいのほとんどは住宅ローンが終わったころに、壊されゴミとなっていたのです。この事実をどう感じますか?

新しい家を建てる行為は多くの資源やエネルギーそして時間とお金と労働力が必要です。そしてそのときにも、多くのゴミが発生します。特に最近は、建て替えをする方が多くなってきましたので、解体時に発生する大量のゴミ(建設系廃棄物)が少なくとも4トントラック8台分ほどになるのです。

環境問題とは前の世代のつけが、後世に大きな負の遺産として受けつがれます。もし、あなたが環境の視点を持たずに建築にあたれば、そのつけはあなたの子供たちに大きな負担を与えるのです。

環境時代の今日、美しい日本を守るためにも、子供たちの未来のためにも、長く住まい続けられるエコデザインハウスが必要になってきたのです。

エコデザインハウスのイメージ写真
エコデザインハウスのイメージ写真
築100年以上の住宅・建築物が、ヨーロッパでは当たり前に存在します
日本の住宅の平均建て替え年数は26年という、極めて短いペースです。
住宅の建築時・解体時には多くの資源やエネルギーが必要とされ、大量のゴミも発生します。
プロフィール
中野 博(なかの ひろし)  (株)エコライフ研究所 代表取締役 住環境ジャーナリスト兼エコマーケター

早稲田大学卒業。1992年リオデジャネイロで開催された国連地球環境サミットに環境ジャーナリストとして正規参加して以来、数々の国際環境会議に参加。環境企業や住宅業界の取材は1600社を超える。健康・環境・省エネ住宅(エコハウス)を唱えた第1人者として数々のマスコミにも登場し、全国の講演回数は600回を超える。主な著作として、「エコ住宅の本」(東洋経済新報社)「空気のきれいな家をつくる」(講談社)「天然素材でつくる健康住宅」(日本実業出版)「シックハウスよ、さようなら」(阪急コミュニケーション)など通算13冊。株式会社エコライフ研究所 http://www.ecohouse.ne.jp
前ページ:美しい住宅こそが環境と健康を考えたエコデザインハウスです
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