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マンションのモデルルーム見学で「洋室6畳大」と表示してある部屋を見て「えっ!?6畳ってこんなに狭かった?」なんて感じた経験のある方は多いと思います。何故、このようなことが起こるのでしょうか?
販売用のチラシやパンフレットなどマンションの販売に関する全てのツールは建築確認の面積「壁芯(カベシン又はヘキシン)面積」で表示されています。住居専有面積、バルコニー面積や各部屋の畳数表示も同様に「壁芯面積」です。
「壁芯面積」とは平面図を真上から見て壁の中心線で囲まれた面積をいいます。壁の中心線を基準とするため、表示の面積の中には壁厚の半分の面積が含まれ、部屋の中に出っ張った柱の面積も含まれています。
また、住戸の各部屋の畳数は「畳1畳当りの広さは1.62平方メートル(各室の壁芯面積を畳数で除した数値)以上の広さ」(不動産の表示に関する公正取引規約 施行規則)と規定されているのです。
それでは具体的に面積を検証してみましょう。図1をご覧ください。
洋室の広さは壁芯計算により、
3.64メートル×2.61メートル=9.5004平方メートル
と算出されます。これを畳数表示に換算すると
9.5004平方メートル÷1.62平方メートル=5.864・・・畳
小数点第2位以下を切り捨てて、5.8畳と表示されています。
しかし、壁厚の半分、柱型の面積は使用できませんので、実際に部屋として使用できる面積(「内法(ウチノリ)面積」といいます)は少なくなります。
仮にコンクリートの壁厚が20センチメートル、木軸の間仕切り壁の厚さが6センチメートル、部屋内に出っ張った柱の大きさが40センチメートル×70センチメートルとすると、部屋として使用できない面積は、
(3.64メートル+2.61メートル)×10センチメートル<=コンクリート壁厚の1/2>+(3.64メートル+2.61メートル)×3センチメートル<=木軸壁厚の1/2>+40センチメートル×70センチメートル=1.0925平方メートル
となり、実際に使用できる面積は、
9.5004平方メートル−1.0925平方メートル=8.4079平方メートル
となります。これを畳数に換算すると
8.4079平方メートル÷1.62平方メートル=5.190・・・畳
で約0.7畳表示面積より減ってしまいました。(図2)
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壁芯面積と内法面積の違い
これでは図面上の広さと実際の部屋の広さにギャップがあるのも無理もありません。
従って、間取りを検討する際には、パンフレットなどに記載されている各部屋の畳数のみで判断せず、「部屋として有効に使用できる面積」をチェックする必要があります。
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